ポプテピピックはクソアニメだがマルチメディア展開は上手い感ある
— ころん( ˘ω˘ ) (@koron_d) February 1, 2018
題字のことを思った経緯を記しておく.
結論から言うと,全体を通して言えるのは,コンテンツが視聴者(消費者)に届くまでの時間の早さである.この点を中心に述べていく.
地上波放送を見逃した視聴者も捕獲していくスタイル
一般的なアニメの場合,地上波を見逃した時は無料の配信サイトで閲覧するか有料の配信サービスを使って視聴するという手段を取る人が多いように見える.しかし,無料の配信サイトでは本放送とタイムラグがあることが多く,結局見るのが面倒になりそのまま切ってしまうということに繋がりうる.
しかし,ポプテピはそのラグがほとんど無い.まず,以下のツイートを見て欲しい.
ポプテピピック見逃した人安心してください。AbemaTVで頭おかしくなるほど見逃し放送やりますから#ポプテピピック pic.twitter.com/V5eSW9kOMy
— まるきつね@アリスギア (@marukitsune_jp) January 6, 2018
これは1話の再放送だが,本放送後すぐにAbemaTVで尋常ではないくらい見逃し放送をしていた.飽きるまで見ろってか.
また,私は普段ニコニコ動画でアニメを見ることが多いのでその点から言及すると(ニコニコクソ古参厨だからニコニコからは逃れられない,しょうがないね),他のアニメは本放送から動画配信まで4~7日のラグがあるのに対し,ポプテピは本放送直後の1:30から配信をしている.異例の早さである.
これにより,「見逃したから見てないんだ~☆」という言い訳をさせる隙を無くすと同時に,「見逃したからタイムリーな話題にすぐついていけない…」という事が起こらない仕組みを作っている.
話題を途切れさない定期的な餌のばら撒き
ポプテピは,話題が付きないように定期的に火種を投下しているように見える.特に気になったのは以下の2点である.
- ボブネミミッミ展
- ブルーレイ・DVD発売
ボブネミミッミ展
ポプテピ初放送から少し経った後,ボブネミミッミ展(特設スペースで入場無料)が開催された.実はドチャクソ少ないパネル展示というオチなのだが,アニメがアニメなだけに(上映会と本放映の内容が違う等のトリックの影響で)何かあるんじゃないかと思わず気になってしまう.そしてボブネミミッミ展に行くともれなくポプテピのCD,ブルーレイ・DVDコーナーに誘導されるという罠である.視聴者を消費者へと繋げるために足を動かさせる・少しでも人に商品を触れさせるきっかけ作りが上手いと感じる.
ブルーレイ・DVD発売
これに関しても,他アニメより発売が早い.通常,地上波放送の作画等を直してからブルーレイ・DVD化するため,2~3ヶ月ぐらいラグがある.しかし,ポプテピは初放送から1ヶ月も経たないうちに発売された.早すぎる.作画もクソもねえからか.
また,音声特典はけものフレンズの実況(以下の埋め込み参考)である.これにより話題性もしっかり掻っ攫っている.
以上の2点から,ポプテピピックは糞アニメだがマルチメディア展開については糞とも言い切れないと思った.見習うべき点もあるのが悔しい.
流行はスピードだね!