「誰も消防車を呼んでいないのである」現象について
以下の漫画をご参照。
消防車が来ない話 ④ pic.twitter.com/qR6dlIcF2y
— のりつけ雅春。「アフロ田中」描いてます。 (@zenbutukawarete) February 18, 2019
消防車が来ない話 ⑤ pic.twitter.com/L8YBFf4vwq
— のりつけ雅春。「アフロ田中」描いてます。 (@zenbutukawarete) February 18, 2019
何故このような事が起こるのか
漫画内でも触れられているが、「傍観者効果」という集団心理が働いているとされる。
- 多元的無知 - 他者が積極的に行動しないことによって、事態は緊急性を要しないと考える
- 責任分散 - 他者と同調することで責任や非難が分散されると考える
- 評価懸念 - 行動を起こした時、その結果に対して周囲からのネガティブな評価を恐れる
「誰も消防車を呼んでいないのである」現象が起こる理由について自分の推測
自分の推測としては、「世の中の事件や事故が日常的にメディアなどを通じて流れてくるので、いちいち”自分事”として捉えると精神的に辛いので”他人事”として捉える癖がついている」のではないかと考える。
「誰も消防車を呼んでいないのである」現象の対策
「不特定多数の人がいる状況で、今まさに事件・事故が起こっている」際の対策についてであるが、「情報が重複しようが通報件数が増えようが何でも良いのでとにかく通報しろ」である。
とにかく通報した方が良い理由
主に以下2つである。
- 通報件数で事件・事故の緊急性や大きさを推し量っている
- 通報者は混乱して正確に情報を伝えられていない可能性がある為、通報を受ける側(警察等)としては情報が多い方がより状況を把握しやすい
一関市消防HPに関連する記載がある。以下はそこから一部を引用。
一つの火災に対して何本も通報が入ることがありますが、現場に向かっている消防隊は、通報の本数でその火災の大きさを推し量ったりします。逆に一本しか通報がなければ、誤報や偽報ではないか…と心配したりします。火災を発見したときには誰かがもう通報しているんじゃないかと思わないで、「119番」に通報してください。もしかすると、あなたが重要な第一通報者かもしれません。
結論
ヤバそうなことが起こったらとにかく通報しろ。
おまけ
いざという時の為に、110番/119番の通報の流れを見ておくと良いかもしれない。
(通報を受けたオペレータの人が上手く誘導して聞いてくれるとは思うが、知っておいて損はないだろう)
110番において伝えるべき事*3
- 何があったか
- 通報の何分前のことか
- 住所や目標となる店舗や建物、階数等
- 被害や目撃の状況、怪我人の有無
- 犯人についての性別、人数、年齢、服装や逃走方向等
119番において伝えるべき事*4
- 火事か救急か
- 救急車が来てほしい住所(目印となるものがあればそれも)
- 具合の悪い人の症状
- 具合の悪い人のおおよその年齢
- 自分(通報者)の名前と連絡先
住所は早め伝えたほうがすぐに救急車が向かえるという話をどこかで聞いたことがある。念頭に置いておきたい。